いまのエンジンは4速エンジンに遠心クラッチを適当に組み付けたもの。部品は手持ちの寄せ集め。加工したものもあります。
それで9割がた問題ありませんが、時々うまくミッションが入らないことがあります。おそらく問題は3速用シフトアームで、加工していますけど、それじゃダメみたい。
そんなわけで4速用シフトアームを組みます。4速カブ用を使うのが標準的。今回は恐らくその純正品を追加工したあるお店のもの。
上が3速用で下が4速用。やはり3速用とは爪の幅が違います。1~2mmの差か。
ここのスプリングはよく折れるらしく、たしか新品があったはずだから換えようと探して、ところが出てきたのは手クラッチ用のスプリングで、仕方がないので今回も使いまわします。
組んだシフトアームを取り付けます。
そのまま入れ換えるだけ。
写真の中央あたり、ベアリングとクランクの隙間にスラッジが溜まっています。遠心力とは逆方向なのに溜まってます。非ニュートン流体って身近なものみたい。
クラッチアウターも掃除しておきます。
ここは定番というか溜まる設定のはず。
今回はクラッチはそのままで組みます。
あとはカバーを付けておしまい。
4速用アームでも、稀ながら、やはり変速不良を起こしました。回転数が低いときにドラムを回しきれていないような気がします。