今日もまた遠心クラッチのこと。クラッチミート回転数を考えてみます。
一般的にハイチューニングになるほど(アイドリングが不安定になるので)アイドリング回転数を上げます。
遠心クラッチのクラッチミート回転数は約2,000rpmなので、アイドリング回転数をノーマルエンジンの整備基準(無負荷で1,700rpm)からちょいと高くすると、アイドリングで走りかねません。だからクラッチミート回転数を上げたい。
単純にはクラッチウエイトの枚数を増やすとクラッチミート回転数は低くなるよう。なのでクラッチウエイト枚数を減らしてみます。
クラッチウエイトを8枚(2枚×4か所)にします。
クラッチウエイトを減らしてワッシャに置き換えます。
用意したのはM3で厚さ0.5mmのワッシャ。クラッチウエイトは2.0mm厚だから、ウエイト1枚=ワッシャ4枚で、ウエイト2枚の代わりにワッシャを8枚入れています。ちなみにM3のワッシャは0.8mm厚の扱いもよく見ます。
とくに問題なく組めました。(実はミスをして組み直しましたが)
製作途中の32枚ウエイト仕様クラッチを先にテストするつもりが、それを追い越し、先に組み付けました。
走ってみるとクラッチミート回転数が上がりました。3000rpm超でつながり始めて、3500+rpmでつながるみたい。まるでチューニングスクーターのよう。これにはまだ乗り慣れていません。副次的な利点として2速変速時のショックが減りました。